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クローバーのそよ風 [77]

おかげさまで新拠点への引っ越しが終わり、4月を迎えることが出来ました!

引っ越し隊長の亀山さんを中心に、メンバーのみなさんにも毎日のように手伝っていただき、本当に助かりました!

代表のヒグチは、ほぼ何もしなかったと語り継がれるであろう引っ越しとなりました(^^; 

 

新拠点には、なんとブックカフェのような部屋もあるんです!新しい本との出会い、本を通して人との出会いがあるかもしれません。

2階もあるので、自分だけの落ち着ける空間を見つけることも出来るかも♪

 

■この春、自治体主導としては初の公立不登校特例校になる草潤中学校が岐阜市に開校される。授業はオンラインも併用のため通学してもしなくてもいい、担任は生徒の選択制、時間割は教師と生徒が相談して一緒に決める、開校時の先生は異動でなく手上げ方式など、革新的でユニークな学校のようである。生徒も教師も主体的に関われる学びの場、いいなぁ。山形もこれに続こうではありませんか!

 

■その開校除幕式・内覧会で、京都大学総合博物館准教授の塩瀬隆之さんが行ったスピーチが話題になっている。塩瀬さんの思う理想の学校、絵本「バーバパパのがっこう」について触れながら。(ぜひ絵本見てください!) ― 今の学校は良かれと思って与えられていることばかり。みんな同じように同じペースで学ばないといけない。そのためには6・3・3の12年間、さらに4年間足して16年間耐えなければならない。耐え続けられた人だけが大人になれるのだろうか。私は、そうでない場所を作ることが大事だと思う。大人はここで声を大きくして、それが間違いであることを伝えないといけない。学校がやるべきことは、子どもたちの学びの機会を奪わないこと。子どもたちが学びたいと思ったときに、学べるような環境を用意することだけが唯一、学校に課せられた使命。学びを嫌いにさせるのはもってのほか、絶望しそうになったときに学びを諦めない、そんな子どもたちに育つ場所が学校なのだと思う。― というような内容であった。全くその通りだと感じた。

 

■一方、滋賀県内では初のフリースクールへ通う家庭への公的支援(小中学生対象)が草津市で始まるようだ。民間が運営するフリースクールを利用している親の経済的負担は大きい。義務教育期間なのに、学校を離れた途端にお金がかかるのはおかしいことだ。いつ、どこで、誰と、何を学びたいのか、その選択を尊重し、環境を提供できる自治体は素晴らしい。山形のすべての子どもの「学習権」を守っていくために、私たちも活動を続けていきたい。