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クローバーのそよ風 [66]

 右を見ても 左を見ても コロナ コロナ コロナ…。

同時に、批判や不満の言葉もあちらこちらにあふれていて、やんだぐなりますねぇ💦

 

 壊れかけているこれまでの社会のつくり。モノでもヒトとの関係でも、一度壊れてしまったものって元には戻らないんですよね。そこから新しくつくり上げていくしかないのです。今回のコロナに限らず、何かが起きた時、「そのことは なければよかったのかもしれないけれど、起きてしまったものは仕方がない。それなら、そうなる前以上のいいものを築いていこう!」 と、起きた出来事から学んで考えて、より納得できる生き方をしていきたいものだなぁと思う今日この頃です。

さて、前置きが長くなってしまいましたが、代表のヒグチが今月も気ままにつづります。お付き合いくださいませ(^^)

 

 まだそれほど、新型コロナウイルスが騒がれていなかった3月の下旬、団体存続の危機に直面しました。活動を続けるために、まとまった資金が急に必要になったのです。私たちは、サポーターさんからの寄付金、フリースペースでは200円、親の会では300円のお茶代、各種イベントでは500円程度の参加費をいただきながら、県の助成を加え運営していましたので、そんな大金などあるわけもなく…。困り果て、会を応援してくれている仲間に打ち明けたところ、なんとその方たちが力を貸してくださったのでした!その助けがなければ、今日もこうしてこのページを書くことが出来なかったと思うと、本当にありがたく、感謝してもしきれません。私たちは支援団体として活動しているものの、支援するどころか、それ以前にたくさんの方々から支援されていたのです。支えられて初めて、自分たちのやりたい活動が出来ていたこと、なんと幸せな思いをしていたのでしょう。大切なことに気づかせてもらいました。これからも絶対に忘れてはいけないことだと感じています。

 

私の実家は、飯豊町で小さなお菓子屋を営んでいます。新型コロナウイルスの影響で、道の駅や温泉などが休業していまい、お菓子の販売先がなくなり、このままでは倒産か…という状況に置かれています。そんなことを会社(わたくし日中はパート勤めをしています)で話したら、同じフロアで働いているみなさんが、お菓子をたくさん購入してくださいました!

 

どちらの皆さんも「助けてあげた」「買ってあげる」とは口にしませんでした。

「居場所がなくなったら私が困るから」「樋口さんのところのお菓子を一度食べてみたかったの」と。

その思いやりと温かさが胸にしみます。

受恩刻石。